会長挨拶

第123回近畿救急医学研究会 会長

京都府立医科大学大学院医学研究科

救急災害医療システム学 救急医療学教室

教授 太田凡

 

令和3年10月5日

 
 

 このたび、第123回近畿救急医学研究会(日本救急医学会近畿地方会)を、私たち京都府立医科大学救急医療学教室が担当させていただくこととなりました。多くの方々によって大切に育まれてきた本研究会の運営に携わらせていただくことを光栄に存じます。

2020年2月、クルーズ船「ダイアモンドプリンセス号」の乗客・船員からCOVID-19患者が多数出現したことから、同年2月29日に予定しておりました本研究会を急遽10日前に中止とさせていただきました。研究会参加を準備いただきました方々には、この場を借り、あらためてお詫び申し上げます。

 2年が過ぎ、オンラインでの学会開催も行われるようになり、再び私たちが担当させていただくこととなりました。今回の研究会のテーマは2年前に準備していた時と同様、「救急医療における教育 ~どう教え何を育むのか~」といたしました。

「救急医療」が、教育機関に限らず医療に関わるあらゆる職種にとって、欠かすことのできない教育現場となることは今も変わりません。傷病者の病態を理解する上でも、ケアや処置、診断や治療を実践する上でも、患者やその家族とのコミュニケーション能力を培う上でも、同職種間、他職種間での連携を遂行する上でも、多くの学びを得る場であり続けます。

 「教育」に相当する英単語には、Education、Instruction、Teaching、Trainingなどがあり、それぞれに語感が違うように、救急医療現場でもさまざまな「教育」があります。現代の救急医療において、「どう教え」、「何を育むのか」を、ポスト・コロナ、ウィズ・コロナの時代においてさまざまな視点から見直されることを願っています。

 なお、本研究会は、現地開催のみの形式として準備をいたしますが、緊急事態宣言が発動された際には、ウェビナーを併用したハイブリッド形式とさせていただく所存です。

 

 今回の研究会運営も前回に準備いたしました時と同様、企業からのスポンサーシップと学会運営企業を利用せず、学会参加費と従来通りの学会補助のみを資金とし、教室員による学会準備、会場運営とさせていただきます。

 そのためランチョンセミナーはなく、昼食等で不便をおかけすることもあるかと存じます。受付、会場案内、スライド上映でも不便を生じる可能性もございます。古のスタイルでも研究会運営が可能であるかどうか不安もございますが、「教育」をテーマとした研究会としてCOIのない運営をさせていただくため、ご理解を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

 
 
 
 
 
 
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太田凡 
第123回近畿救急医学研究会 会長
京都府立医科大学大学院医学研究科
救急・災害医療システム学
救急医療学教室 教授